AP通信の報道で、素晴らしい記事を発見しました。世界で稀に見る全体主義国家、トルクメニスタンが舞台です。ええ、この国、僕らの”常識”からすれば凄いんです(笑)。
一番、笑ったのは故人であるニヤゾフ大統領です。事実上、1政党しか存在せず、首相も兼務していた彼が晩年行ったのは・・・、自分を「永久大統領」に指名することです。当然、反対票なんてあるわけもなく、ちゃっかり指名に成功。まぁ、7年後の2006年に亡くなったんですけどねっ。
っで、この国の経済は天然ガス、石油、綿花栽培、繊維工業で成り立っていて、特に天然ガスは世界第4位の埋蔵量を誇っているんです。一般国民のGDPを見ても大したことはないのですが、生活に必要なものは政府によって全て安価にコントロールされているんです。だから全体主義なのに不満が出ないようです。支配する側、される側で完全に棲み分けがなされているんでしょうねぇ・・・。
まっ、そんなトルクメニスタン、ニヤゾフ大統領亡き後、少しばかりは開放路線に進んでいるそうです。オペラ(!)、サーカス(!)、インターネットについても順次、自由化される予定だそうです。先日は、トルクメニスタン初の自動車レースが行われたそうで、現在のベルディムハメドフ大統領も激励に訪れたそうです。
っで、ブガッティ・ヴェイロンかよ!!(笑)
さすが全体主義国家。支配する側の儲けっぷりはハンパないんでしょうねぇ。そういえば、トルクメニスタンを訪れる外交団にはどこぞの有名ブランドの腕時計がプレゼントされるんですよねぇ(笑)。あの党のあの人とか、その党のその人とかっ。
っで、激励に訪れたベルディムハメドフ大統領、司会者に急きょ「レースに参加させて欲しい」と伝え、挙句の果てにトルクメニスタン初のレースで優勝したんです(笑)。もう、オママゴトです。要はすべてがヤラセで、国民へ”行動力ある大統領”、”なんでも出来る大統領”というイメージを植え付ける作戦だったようです。レースはヴェイロンではなく、トルクメニスタン国民車だったそうです。
そういえば、ロシアも大統領、首相が先陣切って色々やってみせますよねっ。あっ、中国も。ふむふむ。
バットマン(!)
ロビン(笑)
Our View
AP has reported a humorously bizarre twist of Turkmenistan’s first-ever automotive race, the nation’s leader Gurbanguli Berdymukhamedov has won–even though he wasn’t scheduled to be on the circuit.
The Turkmen President was slated to make an appearance at his fledgeling nation’s maiden racing event, and did so in grand style, driving into the Ashgabat stadium in his lime-green Bugatti. When the race’s presenter announced his arrival, the President reportedly asked the bemused man: “Can I take part?”, before changing into his racing suit and clambering into a similarly hued Turkish-made Volkicar. No he didn’t race in his Veyron.
The stunt appears to have been choreographed to portray the president as a competent and spontaneous man of action. Apparently, in the famously secretive former Soviet Central Asian nation, anything goes.