ロシアのAvtoVazと聞いてピンと来る人は通ですね。Ladaを展開するロシアの自動車メーカーで、2008年からルノーが25%の株式を保有しています。生産施設の共同利用、開発コストの低減(部品共有化、サプライヤー共有化)、巨大な東欧マーケットにおける販売網活用、といったメリットがあるんでしょうね。
そんなAvtoVazのCEOであるイゴール・コマロフ氏が明かしたところによると、来年3月にさらに25%の株式をルノー・日産に売却する可能性があるようです。順調にいけばルノー35%、日産15%という株式保有割合になるそうです。既存株主との話はついているとも言われていますが、フランスのLa Tribuneがスッパ抜いた話なのでルノー・日産側は特にコメントを発表していません。
Ladaはまったく進化しない、なーんてバカにされてきましたけど、ルノー・日産からOEM供給を受けることで、商品力アップを見込めます。コスト削減、高付加価値化ともてはやされてきましたけど・・・、やっぱりボリュームは欠かせません。そういう意味でゴーン社長率いる日産の見境なさ(良い意味で)は、評価すべきなんでしょうね。日産の積極的なOEMを見ると「日産車」としてではなくとも台数をさばければイイ、というスタンスが垣間見えます。
日産GT-Rの主要部品もOEM供給したら・・・、なーんてことも考えられていたりして?
(日本の開発陣は猛烈に反発するでしょうけどね)
Our View
Renault Nissan Motor may sign an agreement to buy control of Russia’s largest automaker, AvtoVAZ, in March, AvtoVAZ CEO Igor Komarov said. The negotiations may be completed in March.
Renault bought 25 percent of AvtoVAZ in 2008 and is seeking to use the Russian company’s Soviet-era Lada brand to reduce costs by sharing production and suppliers. Buying control of AvtoVaz would also give Renault an advantage over other global carmakers in Europe’s most populous country, where vehicle deliveries may surpass those of France this year.
The agreement was reported earlier on Wednesday in the French daily La Tribune. Officials at Renault and Nissan didn’t immediately return calls seeking comment.
ルノー日産が露最大の自動車メーカー買収?
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執筆者:koganemushi