「自由貿易」という観点からすると、現在アルゼンチンが打ち出している輸入規制は「制約」のひとつかもしれません。Bloombergが報じているのは、アルゼンチンの自動車輸入規制です。なんでも同額のアルゼンチン製品の輸出をしないと輸入許可が下りない状況なんだそうです。まさにギブ・アンド・テイクです。
これを受けて三菱自動車はピーナッツを・・・、スバルは養鶏用飼料を・・・、チリに輸出するそうです(笑)。相当な量だと思いますよ。BMWアルゼンチンは輸出許可を得るまで新規輸入を見合わせ、なかには4か月もの間、在庫ゼロという状況が続いたディーラーもあるようです。10月のBMW車販売は昨年度290台でしたが、今年は18台だったそうです。っで、BMWは内装に使う本革や米をアルゼンチンから輸出することを決めたそうです。
自動車メーカーに輸入金額同等のアルゼンチン製品輸出を義務付けながらも、自動車に課せられる35%の輸入関税は免除されないんですって。いやはや、買い手市場ってやつですね。
いずれ国際問題になると予言しておきます。
スズキ自動車ならアルゼンチン・ワインの輸出を手掛けるんでしょうねぇ・・・。「なぜ?」って思いました?国内自動車メーカーでワイン・ビジネスに手を出しているのがスズキ自動車だからです。なんと日本におけるハンガリー・ワイン輸入の最大手だって、ご存じでした?
Our View
Argentinian President Cristina Fernandez de Kirchner has enacted a program to increase the country’s exports and boost its economy by requiring automakers to match, dollar for dollar, the price of its vehicle imports by exporting some other product from Argentina.
If the automakers want to sell cars in Argentina, they have to get into the wine business. or the rice, peanut, chicken feed, biodiesel or bottled water businesses. Or anything else of value, really.
Head over to Bloomberg for more detail.
I’m suspecting Suzuki will get into Argentina wine business. The reason? They are the biggest importer of Hungarian wine in Japan already!
ギブ・アンド・テイクを重んじるアルゼンチン?!
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執筆者:koganemushi