ちょっと思わせぶりなタイトルにしてみました(笑)。
1970年3月11日、ジュネーブショーでシトロエンSMがお披露目されたんです。
つまり、昨日でちょうど生誕40周年記念。っで、どんな車だったのか?
1968年、シトロエンがマセラティを買収し、共同プロジェクトとしてSMが生まれました。
V6エンジンはマセラティが担当し、水冷90度バンクをもつコンパクトなもの。
シトロエンSM、マセラティ・メラクのほか、フランスの極超少量生産メーカー、
リジェ社の「JS2」にも搭載されています。しかし、タイミングチェーン3本って…。
とにかく、手の込んだ車だったようですね。
世界初の可変パワステ、オートヘッドライト(ステアリング連動なだけでなく、
リアの沈み込み量に合わせた高さ調整まで行うんです!)、サスペンションはおろか、
あらゆるものを油圧で制御していたみたいですねぇ。
たしかこの特許技術、80年代のロールスロイスにも用いられていたと思います。
デビュー当初、世界最速のFF車だったはずです。
っで、何よりも凄かったのは意外や意外、制動力なんですって。
1986年のポルシェ959登場までは、世界最高峰だったとさえ言われています。
オープンモデルは、アンリ・シャプロンというコーチビルダーが作っていたようですね。
いやはや、カッコいい!
SMの悦楽について考えてみる
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執筆者:koganemushi