荒訳
「50年以上に渡り安全で信頼性が高く、高品質な車をお届けすることが我々の最優先事項でした。
最近、皆さんの期待に、そして我々自身の期待にさえ満たないことがありました。
だから全17万2000人のトヨタ関係者(アメリカでの)は、その期待にそぐうよう改善しています。
リコールに対応する策を、ご用意しています。
(アメリカでの)生産を一時中止し(今は稼働中)、お客様の車に集中できるようにしました。
メカニックは改修作業をしています。
全精力を注いで、最高品質の車作りをするよう改善しています。
皆様の信頼を、再度わが社が得るために」
こんなテレビコマーシャルをアメリカで放映しているようです。イメージ悪化への対応、素早いです。
結構、お金掛ってると思いますよ、この短期間での制作。
費用を負担できるのは、企業体力の証です。
現地工場での生産風景がメインですけど、上手いです。
今回のリコール、生産が問題ではなく、開発/設計のはずです。
生産を一時中止したとはいえ、工員がリコール対応しているわけではありません。
しかも「17万2000人のトヨタ関係者(ディーラー含む)」という文言が、アメリカの雇用に
寄与していることをさりげなくアピール。やっぱりハリウッドがある国は、映像編集のプロですね。
沸き起こり始めている反日感情を抑えるように、仕上がっています。
トヨタアメリカCOOの動画もアップされています。
(ディーラーでのアクセルペダル改修風景)
稲葉良み北米トヨタ社長(トヨタ自動車、北米担当取締役)の登場を期待したのですが・・・。
日本人が登場すると、アメリカ臭が減ってしまうんでしょう。
稲葉さん、ルックスに似合わず流暢な英語を喋るジャパニーズ・エグゼクティブ。
2月10日にはアメリカ議員下院の公聴会に呼ばれているようですね。
サムライ魂で政治家の晒しに耐え、反撃して欲しいところです。
きっとトヨタのことだから想定問答を弁護士と入念にやっていると思いますけど
政治家にとっては人気を取る絶好の場面ですから、相当キツく当たってくるでしょうねぇ。
やっぱりトヨタはお金持ちです
投稿日:2010年2月8日 更新日:
執筆者:koganemushi