フィアットが来年末予定しているシシリアにあるテルミニ・イメレーゼ工場閉鎖に伴い、
全従業員(フェラーリやマセラッティを含む)大規模なストライキが勃発している模様です。
イタリア・シシリアは大きな産業がない地域なので、フィアットの工場閉鎖は痛いんです。
とはいっても従業員数は1658名で、約半数には早期退職制度も用意されているそうです。
フィアットにとっては最小工場で輸送インフラも整っておらず、非効率だったとか。
1台生産するにつき、1000ユーロ(約12万円)の損失が発生するそうです。
そりゃ、閉鎖もしたくなりますよね。慈善事業じゃないんですから。
ネットで話題になっているのは、ローマ法王が異例の発言をしたことです。
「テルミニ工場の従業員が職を失わないように、政府はあらゆることをするべき」と。
ローマ法王が地域住民の心配をするのは理解できますが、
ここまで具体的な案件に口出しするのって、珍しいことだと思います。
場所柄、マフィア対策?いやはや、どんな裏があるんでしょう…。
ちなみに工場跡地は中国人が買収しIKEAをオープンさせる、という計画があるそうです。
フィアットの工場売却にローマ法王の待った!
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執筆者:koganemushi