免許取り消しになったら・・・、私道を造ろう

オーストラリアのコカコーラ・ボトリング元社長、ディーン・ウィルス氏はカー・ガイです。1997年、ウィルス氏が所有するマクラーレンF1をメカニックが事故で大破したことで、結構な騒ぎになったことを記憶しています。ちなみにオーストラリアの自動車1台あたりにおける損害賠償では、最高の100万豪ドル（約9000万円）だったとか。
シャシー番号9番、マクラーレン本社で修復。
ウィルス氏、サーキットで走るようなタイプではなかったそうですが、晴れた週末はいつも愛車のフェラーリF512M（マクラレンF1も所有しながらって・・・、コカコーラ・ボトリングの社長職ってお給料高いんですねぇ）を仲間と早朝から走らせていたそうです。ですが1996年、とある週末にスピード違反で免許取り消し処分に・・・。

「アナタはクルマがあるときはイイ人だけど、クルマがないと無理っ！自分の道を作りなさいよ」と奥さんに後押しされ、自宅から100㎞圏内で”道”を造れる場所を探したんですって。実にスケールがデカく、理解ある奥さんで羨ましい話です。この素敵な話は、The Official Ferrari Magazineが結構前に取り上げたんですが、自動車王国はGoogle Mapで場所を特定することに成功っ（笑）。「-33.264994, 151.233412」をGoogle Mapで検索すれば出てきます。

周辺住民からはサーキット建設ではないか、と騒ぎになったそうですが、完成したのはサーキットのようで、サーキットではない道です。22のコーナーから成る道は全長5㎞程。総工費1000万ドル（9億円弱）ですって。うーん、個人的には最高速トライアルができるようなサーキットが欲しいです・・・、言うのはタダですし。

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Our Views
A retired Australian Coca Cola executive Dean Wills loves fast cars. In fact, he owns a fleet of exotics, including McLaren F1 till 2004, that he’s always enjoyed driving on uncrowded country road. There’s just one problem. Wills lost his driver’s license in 1996 after driving too fast on the coast highway in New South Wales. His solution? Build his own private 4mile long road with 22 corners. Head over to The Official Ferrari Magazine for more information and photos.
We have succeeded in locating the actual “road” on Google Map. Type in “-33.264994, 151.233412” on Google Map, it looks amazing!